【freee vs マネーフォワード vs 弥生】フリーランス1年目が比較|自分に合う会計ソフトの選び方

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自分に合う会計ソフトの選び方

結論から言います。

簿記の知識がない方・開業手続きから一気に進めたい方には、freeeをお勧めします。Excelでの管理に慣れている方・簿記の知識がある方にはマネーフォワードクラウドが合いやすいです。昔から弥生シリーズを使ってきた方や、デスクトップソフトに慣れている方には弥生も選択肢になります。

私はアラフィフでWebマーケター・Webディレクターとしてフリーランスに転身した際、freeeを選びました。開業から1年以上実際に使い続けている経験をもとに、3つの会計ソフトを比較します。

freee以外は実際の使用経験がないため、公式情報・利用者の口コミ・各種比較情報をもとに記載しています。その点はあらかじめご了承ください。

「どれを選ぶべきか」確認したい方はこちら

目次

そもそも会計ソフトは必要か?フリーランスが導入すべき理由

確定申告(青色申告)を自分でやるならほぼ必須

フリーランスは毎年確定申告が必要です。青色申告(最大65万円控除)を選ぶなら、複式簿記での記帳が求められます。これを手作業でやろうとすると、日々の仕訳・貸借対照表・損益計算書の作成まで、専門知識と相当な時間が必要になります。

会計ソフトを使えば、銀行口座やクレジットカードの明細を自動で取り込み、仕訳の大部分を自動化できます。確定申告書の作成も、ソフトが自動で出力してくれます。簿記の知識がなくても青色申告65万円控除を受けられる水準の記帳が実現できる——これが会計ソフトを使う最大の理由です。

税理士に頼む場合でも記帳は自分でやる方がコストを抑えられる

税理士に丸投げする選択肢もありますが、記帳代行も含めると年間費用が数十万円になることも珍しくありません。フリーランス1年目で売上が安定していない時期に、この固定費は重くのしかかります。

会計ソフトで自分で記帳し、確定申告のチェックだけ税理士に依頼するという折衷案も有効です。いずれにせよ、会計ソフトは「自分でやる」場合の必須ツールです。

3つの会計ソフトの基本情報【料金・特徴の概要】

料金プランの比較(個人事業主向けプランに絞る)

※料金は変動することがあります。必ず各社公式サイトで最新情報をご確認ください。(参照日:2026年6月)


freeeの個人事業主向けプランは、スターター・スタンダード・プレミアムの3種類です。確定申告を行うには最低でもスターター(月額約980円〜)が必要です。スタンダード(月額約1,980円〜)になると、消費税の申告に対応し、メール・チャットサポートが優先扱いになります(電話サポートは最上位のプレミアムのみ)。

マネーフォワードクラウドの個人事業主向けプランは、パーソナルミニ・パーソナル・パーソナルプラスの3種類です。パーソナルミニ(月額約880円〜)は機能が限定的で、確定申告書類の作成にはパーソナル(月額約1,280円〜)以上が必要です。

弥生の個人事業主向けサービスは「やよいの青色申告 オンライン」です。セルフプラン(月額約860円〜)・ベーシックプラン(月額約1,720円〜)・トータルプラン(月額約2,580円〜)の3種類があります。初年度無料キャンペーンが実施されていることが多いため、公式サイトで確認することをお勧めします。

月額料金だけを比較すると、マネーフォワード・弥生がやや安い水準です。ただし、どの機能が必要かによって実質的なコストは変わるため、機能面と合わせて判断することをお勧めします。

無料プランの違い・何ができて何ができないか

freeeには無料プランがあり、取引の入力・レポートの確認などが一定期間試せます。ただし確定申告書の作成・e-Tax連携などは有料プランが必要です。

マネーフォワードクラウドも無料トライアルがあります。機能制限がある状態で試せるため、操作感を確かめてから有料プランに移行できます。

弥生は初年度無料キャンペーンを実施していることが多く、実質的に1年間無料で使い始められる場合があります。ただしキャンペーン内容は時期によって変わるため、公式サイトでご確認ください。

6項目で徹底比較|freee vs マネーフォワード vs 弥生

①使いやすさ・操作感

freeeは「簿記の知識がゼロでも使える」ことをコンセプトに設計されています。画面の案内に従って操作するだけで記帳が進む設計で、「借方・貸方」といった簿記用語があまり前面に出てきません。

私がfreeeを使い始めたとき、簿記の知識はほぼありませんでした。それでも、銀行口座を連携して明細を取り込み、提案された仕訳を確認・修正するという流れで、日々の記帳をこなすことができました。最初の数週間は戸惑いもありましたが、操作に慣れてしまえば1日の記帳作業は15〜30分程度で完了するようになりました。

マネーフォワードクラウドは、ExcelやGoogleスプレッドシートに近い操作感と評されることが多いです。簿記の概念を理解している方にとっては直感的に使いやすい一方、簿記未経験者には少し敷居が高いという声もあります。

弥生はデスクトップソフト時代からの操作感を引き継いでいるため、昔から弥生を使ってきた方には馴染みやすい設計です。一方でクラウド型としての操作感はfreeeやマネーフォワードより古さを感じるという声もあります。

判定
簿記知識なし・初心者 → freee
簿記知識あり・Excel慣れ → マネーフォワード
弥生ユーザーからの乗り換え → 弥生

②開業届・青色申告申請書の作成機能

これはfreeeの圧倒的な強みです。

freeeでは、開業届と青色申告承認申請書をソフト内で作成・提出まで完結できます。ガイダンスに従って入力するだけで書類が完成し、マイナンバーカードがあればe-Taxで電子提出まで対応できます。

私が実際に使ったときの感想は「こんなに簡単でいいのか」でした。税務署に行く手間も、書類の書き方を調べる手間も、ほぼかかりませんでした。フリーランス転身のタイミングで初めて開業届を出す方にとって、この機能の存在は非常に大きいです。

マネーフォワードクラウドには無料の「マネーフォワード クラウド開業届」、弥生には無料の「弥生のかんたん開業届」があり、3社とも開業届・青色申告承認申請書の作成自体には対応しています。ただし、いずれも会計ソフト本体とは別ツールという位置づけで、記帳から開業・申告までを一つの流れで完結できる一体感という点ではfreeeに分があります。

判定
開業手続きをスムーズに進めたい方 → freeeが最も使いやすい。

③銀行・クレカ連携の使い勝手

freeeは銀行口座・クレジットカードとの自動連携に対応しています。明細が自動で取り込まれ、過去の仕訳パターンをもとに勘定科目が自動提案されます。最初のうちは提案が外れることもありますが、使い続けるほど精度が上がっていきます。

私が連携して便利だと感じたのは、事業用クレジットカードとの連携です。毎月の支払い明細が自動で取り込まれるため、一件ずつ手入力する手間がほぼなくなりました。

マネーフォワードクラウドも同様の自動連携機能を持ち、対応金融機関数ではマネーフォワードが上回るという情報もあります。弥生も金融機関との連携に対応しており、3社ともこの点での基本機能は揃っています。

判定
連携機能は3社とも対応済み。使っている金融機関の対応状況で判断。

④確定申告・青色申告への対応

freeeは青色申告65万円控除に対応しており、e-Tax(電子申告)での提出も可能です。私は転身後1年目の確定申告をfreeeで行いましたが、書類の作成自体はスムーズでした。

ただし、申告内容の正確性の確認は自分でする必要があります。ソフトが自動で出力してくれるとはいえ、記帳の内容が正しくなければ申告書の内容も正しくならないため、日々の記帳を丁寧に行うことが前提です。

マネーフォワードクラウドも弥生も、青色申告65万円控除・e-Tax対応という点では同等です。確定申告書の作成機能については3社とも高い評価を得ており、この点での大きな差はないと見てよいでしょう。

判定
確定申告対応は3社とも同等。

⑤サポート体制

freeeはチャット・メール・電話でのサポートに対応しています(プランによって利用できるサポートの種類が異なります)。私は使い始めた頃に仕訳の扱いについてチャットで問い合わせたことがありますが、対応は丁寧で、数時間以内に回答がありました。

弥生はサポート体制の充実度が高いことで評価されています。特に電話サポートの対応が丁寧という口コミが多く、ITツールの操作に不安がある方には安心感があります。

ただし、込み入った税務上の判断については、どのソフトのサポートでも税理士への相談を推奨されます。会計ソフトのサポートはあくまでソフトの操作についてのサポートである点を理解しておきましょう。

判定
サポートの手厚さを重視するなら弥生が評判高め。

⑥インボイス・電子帳簿保存法への対応

2023年10月に開始されたインボイス制度と電子帳簿保存法の改正への対応は、フリーランスにとって避けられないテーマです。

freee・マネーフォワードクラウド・弥生の3社ともに対応済みです。どれを選んでも制度面での対応に遅れを取る心配はありませんが、自分の登録番号の管理・請求書への記載など、実務上の運用は自分で確認する必要があります。

判定
インボイス・電子帳簿保存法対応は3社とも同等。

結局どれを選ぶべきか|タイプ別おすすめ

迷ったら、次の流れで選ぶと早いです。

簿記知識・操作の好み・サポート重視度で選ぶ会計ソフトの分岐図(freee・マネーフォワード クラウド・弥生)

freeeが向いている人

以下に当てはまる方にはfreeeをお勧めします。

  • 簿記の知識がない、または自信がない  
  • フリーランス転身と同時に開業届を出したい 
  • 操作がシンプルで分かりやすいものがいい
  • とにかく手間をかけずに確定申告を済ませたい

1年以上使った実感として、「何も知らない状態から始めてもなんとかなった」というのがfreeeの最大の強みです。フリーランス1年目で会計ソフトを初めて使う方には、特に向いています。

マネーフォワードクラウドが向いている人

以下に当てはまる方にはマネーフォワードクラウドをお勧めします。

  • 簿記の基礎知識がある
  • ExcelやGoogleスプレッドシートでの管理に慣れている
  • 細かい設定を自分でコントロールしたい
  • 月額料金をできるだけ抑えたい 
  • 対応金融機関数の多さを重視する

マネーフォワードクラウドはfreeeより操作の自由度が高い分、使いこなすにはある程度の知識が必要です。逆に言えば、知識がある方には「思い通りに使える」という評価につながります。

弥生が向いている人

以下に当てはまる方には弥生(やよいの青色申告 オンライン)をお勧めします。

  • 以前から弥生の会計ソフトを使ってきた
  • サポートの充実度を重視する
  • ITツールの操作に不安があり、電話サポートを使いたい
  • 初年度無料でじっくり試したい

弥生は老舗の会計ソフトとしての安心感とサポートの手厚さが強みです。freeeやマネーフォワードに比べると操作感がやや古めという声もありますが、長年弥生を使ってきた方には馴染みやすい設計です。

初年度無料で1年じっくり試せるので、迷うならまず無料で使ってみるのが手堅いです。  

どうしても迷う場合は無料期間中に試す

どれが自分に合うか迷う場合は、実際に画面を触ってみることをお勧めします。操作感の好みは使ってみるとすぐに分かります。

一点注意があります。会計ソフトを途中で乗り換えると、過去の記帳データの移行に手間がかかります。できれば最初から長く使えるものを選ぶことが理想的です。

【まとめ】

freee・マネーフォワードクラウド・弥生の比較を6項目でまとめます。

  • 使いやすさ:初心者はfreee、簿記知識ありはマネーフォワード、弥生ユーザーは弥生
  • 開業届作成:3社とも作成ツールあり。記帳から申告までの一体感はfreee
  • 銀行・クレカ連携:3社とも対応済み
  • 確定申告対応:3社とも青色申告65万円控除・e-Tax対応
  • サポート:弥生が電話サポートの評判が高め
  • インボイス・電子帳簿保存法:3社とも対応済み

フリーランス1年目・簿記知識なしの方には、迷わずfreeeをお勧めします。開業届の作成から確定申告まで一気通貫で使えることが、転身直後の慌ただしい時期に大きな助けになります。

フリーランス転身前の準備全体については、こちらの記事をご覧ください。
フリーランス転身前の準備リスト

よくある質問(FAQ)

無料プランでも確定申告できますか?

3社とも、確定申告書の作成・提出には有料プランへの加入が必要です。無料プラン・無料トライアルは記帳の試用には使えますが、申告書の出力はできません。弥生は初年度無料キャンペーンがある場合があるため、公式サイトでご確認ください。

途中で会計ソフトを乗り換えることはできますか?

技術的には可能ですが、過去データのインポートに手間がかかります。年度の切り替わりのタイミングで乗り換えるのが最もスムーズです。最初から長く使えるものを選ぶことをお勧めします。

税理士に好まれる会計ソフトはどれですか?

freee・マネーフォワード・弥生の3社とも、多くの税理士が対応しています。税理士に記帳や申告のサポートを依頼する予定がある場合は、依頼予定の税理士がどのソフトに慣れているかを事前に確認しておくとスムーズです。

この記事を書いた人

会社員からフリーランスに転身したアラフィフ。Webマーケティングとディレクションを軸に、ひとりで働いています。
「会社を出ても、なんとかなる」を、きれいごと抜きの実体験で発信中。使ってよかったツールも、つまずいた失敗も、そのまま書いています。

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